♣に今まで果たせなかった約束を、今、ここで果たそうと思う。 そろそろ正月風邪&ボケを直した♣も、きっと喜ぶ、はずであります。
さて 話は2006年9月24日に遡ります。 彼のブログ、その名前は正直読めない、っていうか「♣」ってなんて読めばいいんだよ。 それはまぁいいんだけど、ある記事が載りました。
それは彼が発見したというK効果についてです。 http://fading.blog27.fc2.com/blog-entry-59.html#comment_list (勝手に直リンク。一番上から見てね)
K効果というのは「風呂上がりに聴く音楽は、普段よりもテンポがゆっくりに感じる」という現象です。 (以上抜粋)
ぶっちゃけますと、「り」が寄せているコメント「単純に血液とか心拍数の問題なんじゃないの?」に賛成の立場です。 それを科学的に裏づけしてみよう、というなんでそのとき「いつかブログに書くから」なんて約束したのか分かりませんが、そして当人も忘れていそうですが、書きます。
(注:科学的に、といっても仮説も多いし、いまさら科学的に正しいか考証する気にもならないからそういうもんだと思ってください。なんか投げやり)
まずK効果が起きる原因は「心拍数の変化」だと思います。 心拍数の変化によって相対的に音楽のテンポが変化しているように感じる。 そして♣のようにパーカッションという楽器(群?)奏者はテンポにとても敏感なので それを微細に感じ取って違和感を感じてしまう。 ということなのだと思います。
下でぐだぐだと述べすぎなので、先に結論を 「心拍数が上がると体感的に遅く聞こえ、心拍数が下がると体感的に早く聞こえる」です。 †から†までの間は♣以外は読まなくてもいいかもしれません。逆を言えば♣は読んでくださいね。 興味の無い方は次の†まで飛ばしてください。
† † † † † † †
まず結論を出す上で重要になるのが、「心拍数の違いによって体感テンポが変わるのか」 これについては興味深いことを聞いたことがあります。 体の大きさによって動物の知覚スピードが変わる、ということです。 体の大きな動物は体感時間がゆっくりで、体の小さな動物は体感時間がはやい。
だからある一定の速度で動く物体を見ると相対的には 体の大きな動物からは、物体がはやく動いているように見えるし(自分がゆっくりしているから) 体の小さな動物からは、物体が遅く動いているように見える(自分がはやいから)。
ま、ここで問題になるのがどうやって調べたのか?ということなのですが、僕は知りません。 とりあえず20分ぐらいネットで調べてみましたが、「哺乳類の心拍数は一生涯で20億回程度」ということしか確認できませんでした。 どうやって調べたんだろう・・・
ともかく仮説を続けます。 確実にいえることは、体が大きな動物(ex.象)ほど心拍数は低く、体が小さな動物ほど心拍数は高い。 なぜなら心拍数は心臓の動く回数ですが、体の大きな動物ほど心臓から送り出された血液が循環して心臓に戻ってくるまで時間がかかるのです。つまり、1分間に動く心臓の回数(心拍数)は少ない。 逆に体の小さな動物(ex.ねずみ)はすぐに血液が循環するので1分間に動く心臓の回数(心拍数)は多くなる。
この説明で分かりますでしょうか? 象の心臓は「どっくん どっくん 」って動くんだけど ねずみの心臓は「どくどくどくどくどく」って動く、というイメージさえあればいいと思います。
さて、ここで比較のために中間くらいの大きさのサルくんを紹介します。人間は異常に寿命があるので次にあげる仮説に当てはまらないからです。 ちなみにさるの心臓は中間で「どくん、どくん、どくん」と動くと思ってください。
次に挙げる仮説は 「生物が体感する時間は一定なのではないか」 ということです。実在時間ではなく、体感時間です。 これは別にどこかの科学雑誌やらで知ったわけでもなく、どっかの小説か何かから仕入れたかじょむのオリジナルです。 これに根拠となりうるのは「哺乳類の心拍数は一生涯で20億回程度」という研究結果です。
つまり 心臓が鼓動を打つ回数は決まっていて、どの生物でも同数である。 それが生物に与えられた「絶対的な体感時間」である。 その時間をどのように使うかで、「寿命(実在時間)」が決まる。
簡単にいうと ねずみは心拍数が高い=心臓の動きが速い→寿命が短い ⇒ 体感時間の密度が濃い ⇒ 1分間(単位時間)における体感時間が長い ⇒ 周りが遅く感じる
さるは心拍数が平均的=心臓の動きも平均→寿命も平均 ⇒ 体感時間密度も平均 ⇒ 1分間における体感時間も平均 ⇒ 周りは普通に感じる
象は心拍数が低い=心臓の動きが遅い→寿命が長い ⇒ 体感時間の密度が薄い ⇒ 1分間における体感時間は短い ⇒ 周りは速く感じる
つまり心拍数が高いと周りが遅く感じて、 心拍数が低いと周りが速く感じる、ということです。
うーん・・・だんだんじょむの人生のように迷走を始めているような気もするぞ。 このブログって何のブログなんだろう
もっと分かりやすくいうと
太く短い人生か(ねずみ) ほどほどの太さでほどほどの長さの人生か(さる) 細く長い人生か(象)
ってことです!!そしてそういう3種類の人から見たら、ある時間の価値は別に見えるんじゃないの?というわけです。
太く短い人生 ⇒ 1日は貴重に、熱意を持って取り組む ⇒1日の密度が濃い ほどほど人生 ⇒ 1日は普通に使う ⇒1日の密度は普通 細く長い人生 ⇒ 1日は怠惰に使う ⇒1日の密度は薄い
この説明で分かったという方がいたら、今まで費やしてきた時間が無駄になった気がします。
† † † † † † †
とりあえず、ここまでで「心拍数の違いによって体感テンポが変わる」が説明されたとします。 分からなかったら気にせずここから気を取り直してください。後は簡単だから。
そして帰結された 「心拍数が高いと周りが遅く感じて、心拍数が低いと周りが速く感じる」ということですが これは一個体の感覚(人それぞれの感覚)にも適用できるのではないでしょうか?
たとえばそう 一定のはずのCDの演奏がゆっくり聞こえたり、速く聞こえたり。
たとえばお風呂あがり 体は温まって心拍数も上がっています。 特に♣のように、お風呂に入るとすぐ赤くなっちゃう人は、心拍数も影響を受けやすく上がりやすいのではないだろうか? だから音楽が遅く聞こえる。
たとえば起床直後 起きたばかりで体も働かない時間。 意識も覚醒していないし、体も準備運動中でまだ心拍数も睡眠時から平常時へ移行中であがりきっていない。 だから音楽が速く聞こえる。 (寝る前も似たようなものだろうか)
で これは別に音楽に限ったことではないと思う。
たとえば緊張しているとき。 もちろん脳内麻薬が出ているから、とかで脳がフル回転、それにいつでも対応できるように心拍数も上がります。 でもそれ以外に体感時間を長くすることで思考できる時間を長くしているのではないでしょうか?
たとえば不安で眠れない夜 心配事や悩みで眠れないとき、心拍数は上がります。 自分の体感時間の密度が高くなるから、眠れない長い夜(時間が経つのが遅い)を過ごすことになるのでしょう。
たとえばライブで演奏しているとき 興奮して段々テンポが速くなる・・・・・・それは走っているだけです、がそういう面もあるのかも。
やったー! これで完璧な理論だ、といいたいのですが。 だがそこには驚くべき事実が隠されていたのだ!!
【2007/01/07 22:04】
じょむ |
トラックバック(0) |
コメント(2) |
 |